乱数調整のそれから〜どうせなら色んな理想個体を作ろう!〜
乱数調整で一番有名なのは6Vメタモンですが、理想個体が出るというなら、どうせなら色んな理想個体を作りましょう! という初心者向けの乱数調整の話の続きです。分かっている人からしたら冗長になりかねませんが、ご容赦下さい。
乱数調整をする上で参考にすると良いだろうサイトをまとめた前回の記事はこちら!↓
http://tohya-aki.hatenablog.jp/entry/2017/01/27/002311
6Vメタモン(で作ったポケモン)は、実は不便な点もあります。
6Vだと困るポケモンというのがいることが、本格的にポケモン育成を始めてから分かったのです。
例えば、混乱状態です。混乱状態の定義は、第6世代までは1/2、第7世代からは1/3の確率で自分に対して威力40の物理攻撃をする(自傷)というものです。
そのため、両刀個体でない特殊アタッカーの場合、Aが31である必要は無く、むしろ0である方が望ましいとされます。
基本的にはAの値を無視して5Vで妥協されることが多いと思いますが、対戦環境などでダメージ調整をしっかりされたい方は、A抜け5Vのメタモンを用意することで、完璧な特殊アタッカーを用意すると楽になるかと思われます。
これはまだ妥協出来る(しないと実質6V厳選と変わらない)所かもしれませんが、最遅個体となると話は別です。
最遅個体はトリックルームで意図的にSを下げたい場合や、れいせい両刀ギルガルドで相手より遅く攻撃させたい時に必要になります(トリルの話は友人に教えてもらいました←)。
※ギルガルドはシールドフォルムの状態では圧倒的防御性能ですが、ブレードフォルムになると紙っぺらです。そのため、シャドーボールやせいなるつるぎのような先制わざ以外を使う場合、相手より遅く行動して、攻撃を受けてから攻撃できるように調整をかける育て方があります。いわゆるじゃくてんほけん型というもので、レートにたくさんいる有名な育て方です。つおい。
その場合、S抜け5Vのメタモンがいると楽です。あかいいとの確率からSが漏れ、尚かつそれが0になる確率を求めるよりも、メタモンを理想個体にしておくことで、S以外ならどれが抜け落ちても1/32の確率で理想個体になるため、確率が上がります(これもやはり6Vが出る確率と同じになります)。
この二つよりさらに難易度が高くなるのが、めざパ厳選です。
バンク解禁以前にめざ氷のエンニュートを作ろうとして吐血しかけました。
ご存知かと思われますが、めざパはHABCDSの各個体値がそれぞれ偶数か奇数かというパターンで決まります。
つまり、6Vメタモンだけしか持っていない場合、CとDが偶数の最高値30(U)であることが望ましいめざ地(理論上の最高値は31,31,31,30,30,31)を作りたい場合、高確率でメタモンの個体値が邪魔して来ます。今作からはジャッジで全個体値が視覚化された上、個体値30はすばらしいと表記されるので分かりやすいですが、それ以外の数値で妥協するのを目指したりすると判定の手間が増えますし、何せランダムに選ばれる数値に左右されると時間がいくらあっても足りません。
そこで、めざ地(31,1,31,30,30,31)、めざ炎(31,0,31,30,31,30)、めざ草(31,0,31,30,31,31)、めざ氷(31,0,30,31,31,31)の代表的なめざパ個体値メタモンを用意すると、手間が減ります(これも同じ友人に教えてもらいました←)。
Aの値を最低値にしているのは上述の通りですね。
他にも理想値があるかもしれませんが、ひとまず代表的なものを挙げておきました。
6Vメタモンが取り分け有名になっているため、こういった役割特化のメタモンは見つけにくいと思われます。ましてや、海外産のメタモンで分化されたものは滅多に見つからないのではないでしょうか。
海外版でなくとも、日本版のものであっねも、孵化厳選の際には万能の役割を果たすので、様々なメタモンを用意しておきましょう!