「好きなものだけ詰め込んでやりました。」

好きなことについて好きなペースで書いて行くのさ。

ある一人の感想に救われた、私という創作家の話

こんばんは、藤夜アキです。

どうしても話したいことがあるので、こんな時間ですが筆を執りました。

 

皆さんは、好きな創作家さんはいますか?

どういう形態でされている方でも構いません。もし、好きな創り手の方がいらっしゃったら、感想を、伝えてあげて下さい。

 

これは、創作家の私の、感想についてのある話です。

別に、私に感想を下さいとかいう話ではなく、一人でも好きな創作家さんがいる全ての方に、知っていただけたらな、というお話です。

 

 

私は〝小説家になろう〟という小説の投稿サイトで「歌い手カレシと絵師なカノジョ」というライトノベルを2014年から連載しています。

2017年2月26日の時点で、111話まで話数があります。総計23万字越えの、自身では他に例を見ない長編で、総アクセス数は52,000と、これも私の他のどの作品よりも多く、70件のブックマークをいただいています。

この数が大きいか小さいか、それは人によりけりですが、私にとっては非常に大きいこの数字、実は、ある方の感想がなければ生まれることはありませんでした。

 

私は非常に飽き性です。お恥ずかしい話ですが、一つの作品を書き続けるだけの集中力と、作品への愛情をそれほど高く維持出来る性分ではありません。

ですから、私は書き始めた2014年から1年後の2015年の夏、唐突に筆を折りました。

他の作品を含めて、軒並みこれ以上は書かない、勝手にそう決めました。

読者の方に申し訳ないとか、そういう思いもありましたが、全く気が乗らず、書くことはもう無いと思っていました。

それから半年後、私は一つの感想を目にします。

それは、私の別の作品に書いていただいた感想でした。その中の特に最後の一文に、私を変える大きな力が込められていました。

「続きも楽しみにしてます」

私はその言葉に救われたような気がしました。

創作は好きだからするものです。

それは前提ですが、人間には承認欲求が生じます。

誰かに認めてもらいたいという思いは、邪だと言われようとも、生じてしまいます。少なくとも、私は、誰にも見てもらえない作品、目を通してもらうだけで終わってしまう作品を、ずっと書き続けることは出来ません。

ですから、ある時ポッキリ折れそうになってしまいました。

その感想を見てから、さらに半年後。

私は今のように、精力的に作品を書き続けることが出来るようになりました。

今でも飽き性なのは相変わらずですが、以前よりは粘り強く書いていられますし、時折感想もいただいて、その度に力をもらって、次の話を書く気力に繋げられています。

 

 

なんてことはない、ただ少し、ほめてもらったというだけの話です。

ですが、私はそれが、限りなく嬉しかったです。

感想を必ず書いてほしいだとか、書くべきだとか、そういうことは言いません。

でももし、素敵だな、とか、好きだな、とか感じて、あなたに感想を伝えてみようというお気持ちがほんの少しでも芽生えたなら、そっと、伝えてみて下さい。

創り手の中には、大変繊細な心を持っていて、途中で姿を見せなくなってしまう方もいます。私の友人にも、ある時を境に創作をやめてしまった人がいます。彼がその後また復帰したのかは、もう交友が途絶えてしまったので確認のしようがないですが、あの時の喪失は、私を含め、周りが彼にポジティブな意見を伝えてあげられなかったせいなのかもしれない、と思いました。

 

私がこの話でお願いしたいのは、良し悪しの評価ではありません

もちろん、それはそれでしていただいて構わないのですが、まずは、ほめてあげてほしいのです。

おいしかったよ、と料理を作ってくれた人に言うような気持ちで良いです。

どんなに短くても大丈夫です。

「この作品、私は好きです」

そんな一文だけでも良いと思います。

別に、その方のファンになったり、他の作品も全て見たりする義務なんて発生しませんし、たった一作品を好きになってお終いでも構いません。

ただ、そのたった一つ好きになった作品について感想を述べるだけで、その創り手は救われます。そして、より素敵な作品を生む力に繋がるんです。

そうすればいつか、あなたにもっと素敵な作品を届けてくれると思います。

 

夢みたいな話ですか?

現実性はあまりありませんか?

 

そうかもしれません。

私は、つまらない話をしているのかもしれません。

ですが、少なくとも私は、救われたんです。

そして、何かを創る全ての人たちが、同じ幸せを得られたら良いな、と思うんです。

だから、もし、良い感想を抱いて、それを伝えてあげようかな、と思った際には、伝えてあげてみて下さい。

これは、小さな小さなお願いです。

無理強いするつもりはありません。

忘れてもらっても構いません。

でも、何かの拍子に思い出してもらえれば嬉しい、そんな話です。